オカムラのガーデンコートショールームに行ってきた

快適なワークチェアが欲しくなったので、赤坂にあるオカムラのショールームに行って椅子に座りまくってきました。その感想。

全般的に、以下の様な嗜好で選んでいます。なお体格は175cm、68kg。
・座メッシュより座クッションの方が好み。(腰をおろした時のフィット感)
・エクストラハイバック一択
・アジャストアーム一択
・ランバーサポートはあっても良いが異物感の元にもなるのでお好みで。個人的には無くてもいい。


Contessa
・座面、背面が広い。Contessaは座面幅が520mm、座面奥行きが最大475mm、背面幅が520mmあります。他のチェアだとそれぞれ最大でも495mm、460mm、495mmなので、Contessaの方が一回り程度大きいです。大きいと何が良いかというと、背面メッシュタイプのチェアは外枠にフレームがあるため、座ったまま姿勢を動かすとフレームが体に当たることがありますが、背面が広いとそれが少なくなります。座りながら姿勢をいろいろ動かす(電話をしたりなど)ことがある場合は身体の動きの自由度が高く、良いと思います。ただし小柄な人の場合はフィット感が出ず、持て余すかもしれません。
・リクライニングが(新幹線のように)左手元でできるので、ちょっと倒したい時などに便利。ロッキングの強度も4段階制なので、Baronのような無段階ダイヤル式に比べて簡単。
・背面の金属フレームのうねり具合は、Contessa(伯爵夫人)という名のとおりエロティックさがありここが好きな人もいるのではないかと思いますが、フレーム剥き出しなので回転させた時に机にぶつけてしまうおそれもあります。オプションでカバーもありますが。
・小型ヘッドレストは可動式ですが、支える面積が小さく表面もツルツルしているので、ちょっと頭で押すとすぐズレてしまい鬱陶しいことこの上ありません。固定式のにするか、無いほうがマシです。
・高い。(実売12万円程度)
【総評】PC作業もそれ以外の作業もするし、割りと椅子の上にいる時間が長い人向け。

Baron
・可動ヘッドレストあり。リクライニングに合わせて調節すると首がとても楽。PC作業の時は少し前に倒して首を支えると良いです。
・背面がContessaに比べて狭い&直線気味なので、ゆったりするというよりは、前を向いての作業に向いています。アームレストも唯一内側60°まで畳めるようになっており、PCに接近してもアームレストとデスクとの干渉が少ないです。PC作業向けチェアと言えます。
・リクライニングは無段階ダイヤル式で調節できますが、回す回数が結構多いので面倒です。この点はContessaやChoralの方が良いです。
・やや高い。(実売11万円程度)
【総評】PC作業中心で、リクライニングもあった方が良い人向け。

Choral
・可動ヘッドレストあり。リクライニングに合わせて調節するととても楽。PC作業の時は少し前に倒して首を支えると良い。
・Contessa、Baronには無い背面クッションがあります。背面クッションだと座ったまま身体を動かした時にフレームが直接身体に当たらないので、椅子に座りながらよく動く人には良いです。また、後ろから見た時のデザインがおそろしくシンプル&フラットになります。
・背、座クッションだと夏場は暑いかもしれません。
・リクライニング強度の調節はスライドレバー一発でできるのでBaronより遥かに楽です。
・そんなに高くない。(実売9万円程度)
・デザイン的にDuke(実売17万円程度)と似てるのて、Dukeの下位モデルと考えても良いんじゃないでしょうか。
【総評】クッションが好きな人向け。ゴツゴツしてないシンプルなのが好きな人向け。

・右手元で座面高調整、左手元でリクライニング調整ができるからSmart Operationとの触れ込みですが、結局Contessaと同じなだけの話です。
・よってContessaの後継として見ると、リクライニング強度の調節をスライドレバー式にしたあたりが改善点でしょうか。でもContessaのダイヤル式でも不便は無いと思います。
・座面、背面の広さはContessaに次いで広いほうなので、ゆったり身体を預けるリラックス感はあります。
・やや高い。(実売11万円程度)
【総評】手元リクライニングが好きな人向け。Contessaよりちょと狭いだけなので、Contessaだとブカブカな人向け。

・Smart Operationとフレームは共通ですがまったく別物です。
・前傾機能付シンクロリクライニング機能あり。背もたれが前傾してくるので、前傾姿勢になっても背中が支えられ腹、腰への負担が少ないです。前傾作業が多い場合や、あえて前傾気味に集中できる環境を作りたい場合、視力が悪く前のめりになりがちな場合に良いと思われます。
・安い(実売8万円程度)
【総評】PCや筆記など前傾して作業することが多い人向け。

Sylphy
・これも前傾機能付シンクロリクライニング機能あり。
・背もたれのカーブを体型に合わせて調節できるバックカーブアジャスト機能あり。このため、背中の左右からのフィット感がとてもあります。良く言えばスッポリはまる感じ。悪く言えば窮屈。
・アンクルチルトリクライニングは無い。リクライニングした場合の楽さはSabrinaの方が上です。
・全体的に、Sabrina(Standard)の下位グレードといった印象
・安い(実売8万円程度)
【総評】PCや筆記など前傾して作業することが多い人向け。背面にフィット感があった方が良い人向け。

■番外編 Cruise & Atlus
・人を駄目にする最強のPCデスク&チェア。
・Atlusチェアは低座&後傾という姿勢で座るため、チェアに上体をどっぷり預けつつ、足をブラーンと投げ出したような格好になります。
・これだけだとただの安楽椅子ですが、Cruiseデスクの特徴として天板がこちら側に傾くので、上腕の重さを面で机に預けたままキーボードを叩くことができます。これはすごい。タイピングの際に手しか動かさないので、まったく腕と肩が疲れません。
・そのうえで、モニタ画面はアームにセットして引き出してくることもできるので、後傾しながらも画面が遠いということがありません。
・まさにプログラマーのための極楽デスク&チェア。あまりにも楽すぎるので人としてダメになりそうな予感すらします。これはぜひショールームで試してみてください。
・欠点としては、あまりにもPC作業に特化してしまっているため、普通のデスク&チェアとしてみた場合の使いやすさが欠落していること。チェアが低座なので、前傾姿勢をとろうとすると本当に苦痛です。デスク上に置くのはマウスとキーボードだけにして、筆記作業は別途手元にローテーブルなどを置いて対応したほうが良いと思います。
・クソ高い(セットで27万円程度)
【総評】廃人向け。

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